【初めての海外旅行手配】プロローグ 手配前に必ず決めておきたい3つのこと

beach&hat 初心者向け

こんにちは、もみじ山(管理人)です。このページでは海外旅行を手配する方へ、旅の失敗を避けるためにお勧めしたい3つの準備をご紹介します。時間もお金もかけて手配した旅が嫌な思い出に…これほど辛いことはありません。旅を成功させるコツとして、具体的な手配に入る前に必ず考えることをお勧めします!

この記事は次のような人におすすめです
これから海外旅行の計画を立てる方
グループや家族旅行の手配役の方

海外旅行手配は難しい?基本は海外も国内線も同じ

私が初めて手配する方によく聞かれるのが「ヨーロッパやアメリカに行きたいけど、ハワイとか日本人観光客が多い所から始めた方が良い?」という質問です。観光が盛んでない地域はハードルが高いと考えている方は結構いるようですね。でも、そんなことはありません。

多少の違いはあっても、海外旅行も国内旅行も旅の基本パーツは同じです。

ここで、旅行計画の流れおおまかに見てみましょう。

目的地を決める
予算と期間を決める
交通・宿・観光を決める
③を手配する
荷物を準備する


こんな感じですね。

flowchart for abroad

例えば国内なら
①目的地を京都に決める
②予算を2人で10万円、期間を1泊2日と決める
新幹線とホテル観光列車のチケットなどを予約する
出発1週間前くらいに荷物の準備を始める
といった感じでしょうか。

海外旅行も同じです。②と③のに時間と多少の英語が必要になるだけで、この部分代理店、または個人で手配するというのが基本の流れになります。

ネットで海外旅行手配も簡単に

ネット予約が充実している現在、手配に高い語学力は重要ではなくなりました。また、旅行代理店の手配サービスも増えましたので、難しい手配はそちら利用することも可能です。

このように、海外旅行の個人手配と言ってもなんら難しいことはありません。ぜひ手配しやすそうな目的地を選ぶのではなく、
純粋に行ってみたい場所をイメージしながら、リラックスして計画を立て始めましょう。

計画に入る前に決める3つのこと

さて、手配の考え方は分かった。じゃあさっそく旅の計画をと思った方は、ちょっと待ってください!計画に入る前に冒頭でご紹介した3つの要素」を決めておくことをお勧めします。

「え?計画前に決めることがあるの??」と思われるかもしれません。
しかし、失敗する海外旅行は、この3つの要素あいまいになっている確率がとても高いのです。
計画10分で構いません、紙とペンを用意して次の3つの要素について考えを書き出してみてください。

1.旅の目的

ひとつめは「あなたの旅の目的です。

ノートと色鉛筆

そもそもあなたは、なぜ海外へ行こうとしているのでしょうか?
休暇?仕事?短期留学?海外ウェディングへの参加などもありそうですね。

その中で、もしあなたの旅が休暇であるなら一番大切なことは自分がをする理由をハッキリ自認することです。

休暇の目的地選びにに制限がありません。つい「ビーチ」「ヨーロッパ」など大体の好みで計画を始め、予算と期間を考慮して決定…という流れになりがちですよね。しかしビーチと言っても、ハワイ、地中海の離島、ドバイの高級プライベートビーチなど様々です。

▪️なぜ「目的」が海外旅行で最も重要なのか

手配者が満足する旅を目指すのであれば、私はあまり予算や日数を重視した目的地を探すことはお勧めできません。
なぜなら条件を重視した旅は、あなたが快適と感じない旅になる可能性が大きいから。

例えば「ゆっくり日頃の疲れを癒したい」と思っていたのに、日程予算の都合で「夏休みのワイキキビーチ」を選んでしまったらどうでしょう?

静かに過ごすどころか、ビーチもホテルのプールもイモ洗い状態余計にストレスが溜まって帰国したという事態になりかねません。
自分が休暇に何を求めているか、明確にしておきましょう。
例えば以下のような感じです。

  • ストレスから解放された場所でのんびりしたい
  • 行った事のない場所を沢山見たい、体験したい
  • 日本にない商品を見たり買ったりしたい
  • 家族に旅行を楽しんでほしい

ストレスから解放された場所でのんびりしたい

行った事のない場所を沢山見たい、体験したい

日本にない商品を見たり買ったりしたい

家族に旅行を楽しんでほしい

お金も時間もかかる海外旅行。
手配するあなた自身がしっかり楽しめなかったら本末転倒です。
「自分が海外旅行に希望すること」はっきりさせておきましょう。

2.誰と一緒に行くか

さて次は同行者です。一人旅以外の方は、家族や友人と一緒に行く方が多いでしょうか。予算削減のために、同行者を募る方もいますね。

ここでも1と同じく「どんな人と一緒が心地いいか」「何人くらいが快適か」など、
自分の快適さを基準にして想像することが大事です



なぜなら同行者がいる場合、手配が進むにつれ、メンバーの都合で旅の形がズレ始めることが多いからです。
特に友人との旅行の場合、メンバーが自分の友人を連れてくることがあります。
断りずらくメンバーに入れてしまい、手配の変更が必要になったり、最悪目的地を変えなければならなくなるよくあることです。

グループ旅行の対策として「何人くらいが快適か」「初対面の人でもOKか」などをハッキリとイメージしておきましょう。旅のパーティーイメージが固まっていれば、同行者を誘う際に
今回は気のおけないメンバーだけの旅行にしたい」など旅のコンセプトをあらかじめ話しておくことできます。

同行者について少しネガティブなことを書きましたが、やはり感動を分かち合う仲間がいる旅は格別ですし、何より一人旅よりぐっと割安です。特に3人以上の場合予算がかなり安くなります。
手配担当には意見をまとめる手間がかかりますが、担当になれば自分好みに旅をデザインすることが可能です。
快適なパーティーの条件をイメージして、リスクコントロールしましょう。

③予算を決めよう

3.時期と日数

Schedule
Uwe KernによるPixabayからの画像

次に日数と時期を考えます。決まった日数しか休みが取れない方は、悩む必要はないでしょう日数に余裕がある人は、目的や同行者の都合を考慮して決めることになります。その場合でも、先に解説したあなたの望む【目的】【同行者】は妥協しないようにしましょう。

また海外では、飛行機の欠航や交通ストライキなど予期せぬ日程変更が起こる可能性が高いです。日程を決める際は、学校や会社が始まる前日を予備日とし、予備日前に帰宅することをお勧めします。

【予算】旅行代理店のサイトのツアーから予算の傾向を掴む

目的、同行者、日程が大体イメージできたら、代理店のサイトでこの3点に合うツアーを探してみましょう。すべて個人で手配する場合でも代理店の商品をチェックすることをお勧めします。旅の予算イメージがとても掴みやすくなります。
どのサイトでも良いですが、ツアーとパックの数と種類の多い大手の代理店やエンジンでの検索をお勧めします
調べたツアーは、あなたの旅計画の見本になります。予算が高かったり、他の条件や時期が合わない、といった理想との具体的なギャップを知ることができます。

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K. MishinaによるPixabayからの画像

これらのギャップ部分を補正したり、変更することが旅の計画のメイン作業になります。

【予算】ツアーから予算や条件を確認する

では具体的にツアー情報からオリジナルの旅の予算と内容を検討してみましょう。

〈例1〉パリ10日間

【旅の条件】
・大人2人
・パリ市内ホテル

【旅の目的】
・フランスのパリとモンサンミシェル観光がしたい

2名でパリ市内のホテルに泊まることと、パリから3時間ほど離れたモンサンミシェル観光を希望しています。

まず初めに旅行代理店のサイトに行き、検索ツールで希望出発日時と目的地に「パリ」と入れてツアー検索してみましょう。日時は大体で大丈夫です。例えば春休みに行こうと考えているならなら「3月1日出発-3月9日帰国」など近い日付を入れましょう。
航空券のみやパッケージプランなどの検索もできますが、今回の目的は「旅の見本を得るため」なので、ツアー検索をしてみましょう。検索結果は次のようになりました。

【プラン①
カタール航空で行くパリ・フリープラン5日間! スタンダードクラスホテルに滞在
大人1名
78,000円

プラン②
エールフランス航空直行便!フリープラン6日間 ニューサンラザールホテル滞在、モンサンミシェル観光チケット付き(催行は別会社) 大人1名
270,000円
*検索結果は見本です。

かなりの金額の差がありますね。モンサンミシェル観光だけを代理店に予約すると、一人3万円の追加でした。別の記事で詳しく説明していますが、ツアー料金の金額は「航空会社」「ホテルの立地」で大きく変わることが多いです。もう一つ例をあげましょう。

〈例2〉ハワイ7日間

【旅の条件】
・一週間以内の日程
・大人2人+子供2人

【旅の目的】
・子供とビーチで遊びたい
・ウォーターアクティビティを体験したい

家族旅行で短い日程のため、できればプライベートビーチのあるホテルを利用し、アクティビティも体験したいと考えています。

【プラン①
日本航空、往復専用車送迎付 ハワイ5日間アラモアナ ホテルツインルーム
子供ベッドなし 大人2名 
309,000円

プラン②

日本航空、往復送迎とトロリー乗り放題 ハワイ5日間 ビーチ直結ハイアットリージェンシーリゾート&スパ ツインルーム 
シュノーケリングツアー付 子供ベッドなし 大人2名
564,300円
*検索結果は見本です。

1世帯(大人2名)の価格です。航空ルートが少ないリゾート地は航空券の金額にあまり差がありません。
ホテルの立地やオプションが価格差となって現れることが分かると思います。このようにツアー検索からは旅の相場だけでなく、宿泊条件や追加できるオプションなどの傾向が浮かび上がってきます。ここからどんな条件のツアーを選ぶかを考える際に、一番最初に立てた「旅の目的」が生きてきます。

例1:パリ>の希望に入っていた「モンサンミシェル観光」が旅の最も大きな楽しみとなっているならば、それを中心に旅を考えましょう。パリのホテルも楽しみたいところですが、価格が高くなる場合は、別予約が無難そうです。また、ホテルの立地変更や安い航空会社の利用、日数を短くするなどを検討するのが良いでしょう。

<例2:ハワイ>も「子供と海を楽しむこと」を最も重視しているなら、ビーチ直結ホテルやオプションを削るのはよくありません。予算を抑えるなら思い切って、グアムなど近場のビーチリゾートに目的地を変え、海を満喫する方が満足感を得られるでしょう。

このように旅の3つのを条件を考えておくと、手配中の迷いを大きく減らすことが出来ます。ちょっと面倒ですが、ツアー情報を眺める前にぜひイメージしておくことをお勧めします。

次からはいよいよ具体的な手配方法を選んで行きましょう

リンク<海外旅行はツアー?パッケージ?それとも個人手配?目的に合わせた選び方>

まとめ

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